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大学院進学を視野に入れた学部選びについて(ご質問の回答①)

2011 - 03/21 [Mon] - 01:13

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東大大学院柏キャンパス

エントリ連投します。
以下のコメントを頂きましたので、返信させていただきます。
(今返信しても遅いかな。。。ごめんなさい。)

コメントありがとうございました。

+++
はじめまして、以前からブログを拝見していたものです。

私は現在、●●大学の農業土木系学科の1年なのですが、
authorさんのようなインフラ系の仕事に憧れています。
(大きな仕事に携わりたい。)

○今年、●●大学の工学部機械系を再受験しています。(結果はまだですが、たぶん合格)
○また、自大学の工学部土木科か機械科に転学したいとも考えております。

地元を出たい気持ちが強く、大学院へも進みたいと考えています。
よって、大学院は他の大学院(東大大学院など)へロンダリングしたいです。

しかし、私の大学では院進学の率も低く、他大学院へ進学している人はかなり少ないようです。
また、死ぬ気で努力をする覚悟はありますが、私の学力が低いことが不安です。

●他大学院進学を見通して考えると上記の選択肢のうちどちらが良いでしょうか。


初対面・匿名で大変申し訳ありません。
ご返答いただけたら幸いです。

+++

>他大学院進学を見通して考えると上記の選択肢のうちどちらが良いでしょうか。
東大大学院を目指すうえで、1)自大学に残るか、2)●●大学に行くか、ということですよね。
今回の場合は、正直、どちらでもそんなに変わらないと思います。(こんな返信で申し訳ないですが。。。)学校の偏差値や進学率もそんなに変わらないように感じたので。ご自身のキャンパスの雰囲気や、学生や教授の雰囲気、また鹿児島で四年間暮らしたいかどうか、で判断したらよいと思います。

その上で、以下に私が考える大学院進学するに当たっての大学選択基準や、突破する大学1~4年の過ごし方などを簡単にまとめました。ご参考になれば幸いです。

1.大学院進学を目指すうえでの大学選択基準三つ
以下の三つが必要だと思います。
 ①キャンパスの雰囲気や、学生や教授の雰囲気が自分に合う
 ②大学のカリキュラムの基礎科目や実験が充実している(教育熱心か)
 ③大学院への進学率の高いか


(選択基準の優先度は③>②>①)

以下で詳しく説明します。

今回のケースの場合は「キャンパスの雰囲気や、学生や教授の雰囲気がご自身に合うほう(選択基準①)」、また「大学のカリキュラムで選ぶ(選択基準②)」といいと思います。特に大学のカリキュラムは、土木工学科だったら、基礎となる水理学や構造力学、土質力学、材料力学などの講義や、実験がしっかりしているところがいいと思います。

なぜなら東大や東工大などの大学院の入試を通過するには、上記の基礎科目はきっちりと学んでいく必要があるからです(入試が基礎を重視した問題が多いため。)また将来、インフラ企業を目指し、エンジニアとしてやっていきたいと思うのであればなお必要でしょう。

最近は、土木工学の不人気から、学科の名称を「土木工学科」から「環境デザイン学部」などと学生受けがいい名称にしている大学も多く、上記の基礎学問がおろそかになっているかもしれないので注意しましょう。


もちろん大学院進学(東大院など難関大)を視野に入れているのであれば、「大学院への進学率の高い首都圏の大学(選択基準③)」を薦めます。例えば、早稲田、慶応、横浜国大、千葉大、理科大などです。これらの大学から東大院に進学する方は多いです。(あと日本大学からも少数ですがいました。)なぜなら大学院進学率が高いほど、友人と大学院進学への情報を共有できることや、一緒に勉強できることでモチベーションを保てます。また比較的学部のカリキュラムしっかりしています。

では、上記の大学にはいっていないと東大院へ行くことはできないのか。
答えはNo(だれでも行ける)

以下の項目で、上記以外の学部から東大院へ行くための4年間の過ごし方を紹介します。


study.jpg

2.東大院に進学するため大学一年からするべきこと
【大学1・2年】
○専門
土木工学だったら、水理学や構造力学、土質力学、材料力学などの基礎科目をみっちりとやる。実験も積極的にやる。
大学2年後半あたりから、大学院の情報収集を始める。具体的には過去問を集める、どういった研究室があるか調べるなど。

○英語
ためしにTOEICを受けてみる。現状の英語力を知ろう。

【大学3年】
過去問を5年分ぐらい入手し、土日をつかって解いてみる。問題の傾向を知ることが目的。英語はTOEFLを受験する。

【大学4年の前期】
とにかく過去問とTOEFLの勉強
最終的には過去問は5~6年分は全て9割以上解けるようにすること。
私の場合は、ほとんどTOEFLの英単語に勉強時間のほとんどを費やしていました。

※もちろん上記の勉強以外にも、サークルやバイト、インターン(ベンチャーなどで)など様々な活動にも積極的に参加して、大学生活も楽しんでください。

○インフラ企業というところ(おまけ)
>authorさんのようなインフラ系の仕事に憧れています。
>(大きな仕事に携わりたい。)
上記とのことですが、まさしくインフラはJR東海のリニアや高速道路各社の海外のインフラ建設プロジェクトなどでかい仕事があります。
これらにエンジニアとして関わり、国や街の発展に大きく貢献していくことができます。また自分の携わったインフラができ、それをお客さまが利用する姿をみることができるのは本当に幸せです。ぜひがんばってください。


最後に、以下の本は東大の雰囲気を知る上で参考になります。
もしよければご覧になってください。

 
→この本は、東大元総長の小宮山氏とWeb進化論で有名な梅田氏との対談です。東大教授の給料なども紹介されていて、東大の裏話も記載されているのでなかなか面白いです。



→こちらは東大教授の中のトップたちの図鑑。私の指導教官も載っていてなんだかうれしかったのを覚えています笑






→有名な本ですが、真偽はいかに。まあ、読みものとしては面白いです。さくっと読めて雰囲気がつかめます。


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東北地方太平洋沖地震で感じたこと三つ

2011 - 03/20 [Sun] - 23:48

ご無沙汰しております。

3.11。東北地方で過去最大規模の大地震が発生しました。
 
この災害により影響をうけた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地の皆様のご無事と一日も早い復興をお祈り申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々、愛する人々を失った方々に哀悼の意を捧げさせていただきます。

ここ一週間、いつ地震の応援要請がきてもいいように心の準備をしながら待っています。今のところ応援要請はありませんが、あるとしたら来週か再来週あたり。そのときは、エンジニアの端くれとしてがんばります。

インフラ企業に勤める者として今回の地震で感じたこと三つ。

main.jpg

▼1.自然災害の安全対策にゴールはないこと
具体的な額は分からないけれど、東電は相当な額(数千億ぐらい?)を原子力の安全対策に費やしていたと思います。またその安全性から、政府とともにパッケージインフラの代表格として新興国に輸出をする予定でした。

それでも想定を超える地震や津波が発生するとこのような状況になってしまう。
改めて自然災害の恐ろしさとともに、どの程度安全対策に資金を投入していくか、その投資基準も難しいなと思いました。(99%の安全率でも100%とはならないこと。)

ちなみに国交省が行っている河川の洪水対策は、200年に一度の洪水に耐えられる使用になっています。ただし200年に一度の洪水が明日起こらないとも限りません。
一方で、安全を追求していくと膨大な投資額になってしまうわけです。

このようなジレンマはどの自治体やインフラ企業も抱えているものでしょう。
新しい技術をできるだけ取り入れて、より安価で安全なインフラを構築する必要があると改めて感じました。

不謹慎な言い方かもしれませんが、この地震を機に、より耐震性のある原子力発電の研究が進むことを願います。原子力抜きにしてこれからのエネルギーをまかなっていくのは無理でしょう。(ただし東電が民間企業として独自で開発していくのはもう難しいかもしれませんが。)


▽2.結局、人を動かすのは仕事に対する「情熱」であること
東電の原子力の現場で働いているエンジニア、本当に尊敬します。がんばって欲しい。
twitterやネットをみていると東電に対する批判も多いようですが、このように現場で放射能を浴びながら働いている職員がいることも忘れてはいけないと思います。

「命が懸かっている中、国民のために最前線で働く。」

所詮仕事なんだから辞めようと思えばやめれるのにです。
あくまで想像ですが、現場で何十年も経験を積んだベテラン職員が「使命感」をもって指揮をとっているのだろうと思います。
そこには、お金に変わらない「想い」があるのでしょう。

「おれがこの場を守る、乗り切ってみせる。」そんな想い。
同じインフラ企業に勤めているのでわかります。
私の会社にもこういった方がいらっしゃるので。

「プロフェッショナル」とはこういった方のことをいうだと思います。


▼3.企業そのものに「安定」などないこと

就活生だったちょうど二年間、私は東電は国内の最強企業だと思っていました。

安定した電力を供給し、安定した収益を得る。
そしてその収益を将来の投資や、安全対策にあてる。
いたってシンプルですが、それでこそあらゆる状況にも強い企業だと思っていました。

それが一回の地震で壊滅的な状態に。

これからは東電はJALみたく公的資金を得ないと民間企業としての経営は難しいかもしれません。また原子力が使えないことから、首都圏の電力不足が懸念され「電気自動車」の普及も難しくなってきたように思います。残念でなりません。

ですので、今期の就活生も「安定」など求めずに「ご自身の実現したいこと」を追及して会社を選びましょう。なぜなら今回の地震でわかったように、そもそも「安定」なんて存在しないからです。

自分のやりたいことができる会社が、自分自身にとって「良い会社」です。
これに尽きます。就活生は本番間近でこのような事態になってしまい大変ですが、あと少し。がんばってください。


以上になります。

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プロフィール

hisa27

Author:hisa27
インフラ業界で働く
社会人5年目。
発展途上国にインフラを造り、エンジニアとして関わり途上国の発展に貢献したいという想いで日々働く。将来は、「土木×経営(MBA)」という切り口から、日本の技術を国際社会に広めたい。

■学生時代の活動は
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