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東北地方太平洋沖地震で感じたこと三つ

2011 - 03/20 [Sun] - 23:48

ご無沙汰しております。

3.11。東北地方で過去最大規模の大地震が発生しました。
 
この災害により影響をうけた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地の皆様のご無事と一日も早い復興をお祈り申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々、愛する人々を失った方々に哀悼の意を捧げさせていただきます。

ここ一週間、いつ地震の応援要請がきてもいいように心の準備をしながら待っています。今のところ応援要請はありませんが、あるとしたら来週か再来週あたり。そのときは、エンジニアの端くれとしてがんばります。

インフラ企業に勤める者として今回の地震で感じたこと三つ。

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▼1.自然災害の安全対策にゴールはないこと
具体的な額は分からないけれど、東電は相当な額(数千億ぐらい?)を原子力の安全対策に費やしていたと思います。またその安全性から、政府とともにパッケージインフラの代表格として新興国に輸出をする予定でした。

それでも想定を超える地震や津波が発生するとこのような状況になってしまう。
改めて自然災害の恐ろしさとともに、どの程度安全対策に資金を投入していくか、その投資基準も難しいなと思いました。(99%の安全率でも100%とはならないこと。)

ちなみに国交省が行っている河川の洪水対策は、200年に一度の洪水に耐えられる使用になっています。ただし200年に一度の洪水が明日起こらないとも限りません。
一方で、安全を追求していくと膨大な投資額になってしまうわけです。

このようなジレンマはどの自治体やインフラ企業も抱えているものでしょう。
新しい技術をできるだけ取り入れて、より安価で安全なインフラを構築する必要があると改めて感じました。

不謹慎な言い方かもしれませんが、この地震を機に、より耐震性のある原子力発電の研究が進むことを願います。原子力抜きにしてこれからのエネルギーをまかなっていくのは無理でしょう。(ただし東電が民間企業として独自で開発していくのはもう難しいかもしれませんが。)


▽2.結局、人を動かすのは仕事に対する「情熱」であること
東電の原子力の現場で働いているエンジニア、本当に尊敬します。がんばって欲しい。
twitterやネットをみていると東電に対する批判も多いようですが、このように現場で放射能を浴びながら働いている職員がいることも忘れてはいけないと思います。

「命が懸かっている中、国民のために最前線で働く。」

所詮仕事なんだから辞めようと思えばやめれるのにです。
あくまで想像ですが、現場で何十年も経験を積んだベテラン職員が「使命感」をもって指揮をとっているのだろうと思います。
そこには、お金に変わらない「想い」があるのでしょう。

「おれがこの場を守る、乗り切ってみせる。」そんな想い。
同じインフラ企業に勤めているのでわかります。
私の会社にもこういった方がいらっしゃるので。

「プロフェッショナル」とはこういった方のことをいうだと思います。


▼3.企業そのものに「安定」などないこと

就活生だったちょうど二年間、私は東電は国内の最強企業だと思っていました。

安定した電力を供給し、安定した収益を得る。
そしてその収益を将来の投資や、安全対策にあてる。
いたってシンプルですが、それでこそあらゆる状況にも強い企業だと思っていました。

それが一回の地震で壊滅的な状態に。

これからは東電はJALみたく公的資金を得ないと民間企業としての経営は難しいかもしれません。また原子力が使えないことから、首都圏の電力不足が懸念され「電気自動車」の普及も難しくなってきたように思います。残念でなりません。

ですので、今期の就活生も「安定」など求めずに「ご自身の実現したいこと」を追及して会社を選びましょう。なぜなら今回の地震でわかったように、そもそも「安定」なんて存在しないからです。

自分のやりたいことができる会社が、自分自身にとって「良い会社」です。
これに尽きます。就活生は本番間近でこのような事態になってしまい大変ですが、あと少し。がんばってください。


以上になります。

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発展途上国にインフラを造り、エンジニアとして関わり途上国の発展に貢献したいという想いで日々働く。将来は、「土木×経営(MBA)」という切り口から、日本の技術を国際社会に広めたい。

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